竹田恒泰氏は明治天皇の女系の玄孫

天皇陛下ご退院、
まずは安心しました。

さらにゆっくり療養していただきたいと、
心より願い申しあげます

そんな中、政府は
「女性宮家」の創設を視野に入れ、
安定的な皇位の継承の在り方を
検討すると発表しました。

先月5日に
宮内庁の羽毛田長官が
野田首相に対し、
現在の皇室典範のままでは、
女性皇族が結婚すると皇室を離れ、
皇族が減少していくという
状況を説明していたそうです。

もちろん羽毛田長官が
陛下のご意思と全く無関係に
こんなことをするわけがないし、政府が
陛下のご退院翌日にこの発表をしたのも、
陛下のご要望にお応えし、
安心していただこうとする
意思表示のように思われます。

ところが、死んでもそうは
思わないのが男系絶対派です。

竹田恒泰氏は
ツイッターでこんな「宮内庁陰謀論」
を吠えつぶやいています。

「羽毛田宮内庁長官の「女性宮家創設」提言は、
女系天皇と直結するもの。
陛下の御退院直後にこのような提言をしたことは、
国民感情を利用しようとする政治的意図があったと思える」

羽毛田長官に
どんな「政治的意図」があり、
なにゆえにそんな「企み」を
働いたというのでしょうか？

「宮内庁は皇室の組織ではなく、政府の組織である。
よって羽毛田宮内庁長官は、
陛下の御家来衆ではなく、総理の家来に過ぎない。
宮内庁長官の言葉は必ずしも陛下の御意思とは限らない」

そりゃ現行の
「占領憲法」の規定上は
そうかもしれませんが、
戦前の宮内省は内閣から独立し、
宮内大臣は総理大臣と同等か
それ以上の地位でした。

日本の皇室の伝統からすれば
当然、戦前の方が正しいし、
羽毛田氏も総理の家来ではなく
陛下の臣下であるという
矜持くらい持っていると思いますが、
さすが護憲派の竹田氏。
皇室の伝統よりも
占領憲法が優先するわけですな。

「羽毛田宮内庁長官は、陛下に精神的ストレスを与える
つもりなのだろうか。御退院直後に、皇位継承の議論が
紛糾したなら、陛下も気を休める暇もなかろうに」

皇位継承の議論を紛糾させ、
陛下に心労を与えているのは、
あなた方、男系絶対派じゃないですか！

今日、あちこちのニュース番組で
竹田氏のコメントが流されましたが、
竹田氏を紹介する時に決まって
「明治天皇の玄孫」というフレーズが出てきます。

だが、正確に言えば竹田氏は
「明治天皇の女系の玄孫」です。

竹田氏は明治天皇の娘のひ孫です。

男系では、600年も遡って
室町時代の北朝3代目の
天皇にしかつながりません。

自分は天皇の「女系」の血筋で
自分を格上げしているくせに、
「女系天皇」は絶対に認めない。

これで矛盾を感じないって、
どういう神経なんでしょう？

竹田氏はテレビで
女系天皇に反対する理由として
「野望・野心を持った男が婿として
入ってくるかもしれないから」
と言っていました。

じゃあ、男系派が主張する
「旧宮家」系の男系男子には
「野望・野心を持った男」は
いないんでしょうかね？

野望・野心でギラギラで、
だからこそ女系天皇絶対反対！
って言ってる人が、
どっかにいるような
気がしてならないんですが、
私の気のせいですかねーえ?

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